斎場の選び方:斎場の達人

斎場は参列者への感謝の念で選びましょう

現代では、葬儀を執り行う施設の事を「斎場」と呼んでいます。本来の意味は、祭祀などを行う場所の事を指す言葉でしたが、今は一般的なセレモニーホールなどの事を言うようになりました。斎場には公営と民営があります。

火葬場に併設されている多くが公営です。最近は火葬場を新しくする自治体が多く、その際に斎場もきれいで使いやすく立て直すようになりました。ただし、公営は費用が安い事もあって申し込みが多いのが現状です。結婚式と違い、前々から予約すると言うわけには行きません。

どうしても民営から選ぶようになります。その場合の選び方に付いて考えてみましょう。まずは大きさです。故人のお付き合いが多く、なおかつ現役で仕事をされていたり、社会上の地位が高かったりする場合には大勢の参列者が予想されます。

あまり小さい施設では混み合ってご不便をお掛けしたりするので考慮が必要です。更に、交通手段の良さも大切です。駅からの便の良さ、道のわかりやすさなども考えましょう。車での参列者が多いようでしたら駐車場の有無も大事です。

あくまで来てくださる方に感謝する気持ちで選ぶ事が大切です。

納得の斎場を選ぶには、事前のリサーチを

家族の中に高齢者が居る場合には、近い将来に対してさまざまな準備をしなければなりません。体調の変化に合わせて、利用する施設や病院を選択したり、事前に亡くなった時に慌てないように、斎場を選ぶ準備をしなければなりません。

実際に容体が急変したりして、さまざまな処置や手当てが必要となると、その先のことを考える余裕は無くなります。慌てていろいろと準備をするよりも、前もって準備をすることで故人を大切におくる事を優先するために、斎場の選び方を考える必要があります。

自宅や病院から送迎がどのように行われるかや、葬儀までの段取りに無理が無いか、参列する人に対してスムーズか、利用料金は適正かなど、チェックしておくべきことは沢山あります。家族の負担を考慮して、さまざまな対応をしてくれるスタッフが居る斎場を選ぶことで、安心して故人と御別れをすることが叶います。