女性が葬儀に参列する時、服装と同じくらい、靴にも気を遣いましょう。黒い靴にも、弔事に向いている物とそうでない物があるからです。女性の場合、シンプルな飾りのないパンプスがベストです。ビジネス用の物なら、ヒールの高さやデザイン的にも弔事に向いています。
黒い靴でもピンヒールやサンダルタイプ、飾り金具が付いたおしゃれな靴は、弔事では避けた方が良いとされています。冠婚葬祭用に、シンプルな黒いパンプスを一足用意しておくのがおすすめです。気を付けたいのが、ローヒールの靴です。
ヒールが無さすぎる靴は、カジュアル過ぎて弔事に向かないとされているからです。ただ学生の場合は、制服にローファーでも問題ないでしょう。しかし社会人女性の場合は、ローヒールは避けた方が無難です。妊娠中などの理由があれば、ヒールのない靴も許されますが、やはり基本的には、シンプルなパンプスがベストです。
葬儀の服装はマナー違反にならないようついピリピリしてしまいますが、大切なのは故人を送ることなのであまり目くじらを立てないようにしましょう。最近では基本さえ抑えておけば、非常識でなければOKになってきています。
たとえば喪服でも肌の露出が多いのはさすがにやめましょう。ミニスカートやノースリーブなどは斎場の中でも目を引いてしまいます。また、黒だからいいというわけではなく、キラキラした素材のものを避けるのも基本です。
気をつけたいのが靴で、喪服はシックなのに他に黒い靴がないからといってテカテカした素材のものを履くのはNGです。うっかりしがちなのが鞄で、これも冠婚葬祭の「葬」用に光った部品のついていないものを一つ用意しておくと安心です。
あとは女性ならストッキング、男性なら靴下もテカらない素材の黒を用意しておきましょう。